サステナビリティ

2015年度 第12回 公開講座応援団 採択結果

2015年度は下記9団体に決定しました。たくさんのご応募ありがとうございました。

団体名 対象 応募講座名および目的
熊本大学
生命資源研究・支援センター
一般 (中学生以上)

遺伝子と仲良くなろう!

生命資源研究・支援センター 遺伝子実験施設では、科学技術の啓発に努めるために、中学生以上の一般市民を対象とした体験講座『遺伝子と仲良くなろう』を開講します。遺伝子組換え生物や実験動物を、適切な施設および管理体制の下で扱っていることを知ってもらい、地域社会の理解を得ること、 遺伝子組換え技術に関する正しい知識の一般社会への普及に貢献すること、および中学生や高校生の理科離れを防ぎ、将来研究者を目指す人材の育成に寄与することを目的としています。

公開講座レポート

福島大学 小中学生

福島大学わくわくJr.カレッジ サイエンス屋台村

サイエンス屋台村は「福島市子どもの夢を育む施設 こむこむ」を会場とし、共生システム理工学類の教職員・学生を中心に、複数の「科学実験屋台」を企画し、体験型科学実験等を地域の子どもたちに提供します。その一屋台として科学やバイオに関する実験を多数実施する予定です。

公開講座レポート

宇都宮大学 高校生・高校教員

バイオテクノロジー体験講座

本講座は、高校生および高校教員に、最先端のバイオテクノロジーに触れてもらうことで、高校生自ら、もしくは高校教員を通して科学に対する興味・関心を醸成することを目的としています。

公開講座レポート

岡山大学 農学部 中学生・高校生

トマトとトウガラシの秘密を探ろう

本講座では、岡山県下および近隣の中高校生を対象として、トマトとトウガラシの来歴、多様な利用法や品種について解説・講義を行う。またトマトとトウガラシの中に含まれる有用成分(旨味成分や辛味成分)に関する実験実習を体験してもらい、野菜や農学への関心と理解を深めて頂くことを目的としています。

公開講座レポート

福岡教育大学 理科教育講座 1) 未就学児~一般
2) 小中学生・教員

植物バイオから広がる科学の不思議な世界

本講座では、私たちの生活に最も身近な植物に焦点を当て、その形態、機能、分子科学的な理解を中心に、広く科学に関する実験や観察を取り扱います。実施形態としては、1)大人を含む未就学児を対象とした、科学への興味・関心のきっかけづくりとなる公開講座、2)小中学生や教員を対象とした、科学への理解を深める公開講座、の2種類の講座を開設することとし、大学や出張形式で開催します。これにより多くの方に生命科学を始めとした理科一般に触れて学ぶ機会を提供できるものと考えています。

公開講座レポート

愛知県がんセンター研究所 高校生

がん細胞を探し出せ!
~正常細胞とがん細胞の違いを観察しよう~

本講座では、近隣地域在住の高校生を対象に「がん研究」に関する実験を通じて、がんに対する知識や研究の役割を学び、そして彼らが研究者という職業を、進路のひとつとして考える契機となることを期待しています。大腸がんモデルマウスの組織切片を用いて、HE染色および免疫組織化学染色を行い、大腸がんの発生や形状について学習して貰う予定です。

公開講座レポート

東京工業大学 生命理工学部 高校生

バイオの世界を探検してみよう
- 東京工業大学生命理工学部への招待 -

これからの日本の科学技術の担い手となる高校生に、バイオに興味を持ってもらい、バイオの世界の面白さや不思議さを知ってもらうために行っています。また、他大学にはないユニークな学部としての生命理工学部を広く高校生に知ってもらうことも目的としています。

公開講座レポート

和歌山工業高等専門学校 中学生

世界の化学・生物実験
- DNA Sequence:生物の進化 -

本公開講座では、生命体の「分子的青写真」と言われているDNAの配列に関して、生物・化学で簡単に用いられている分析手法を経験し、生物の多様性について学んでもらうことを目的としています。海や山などの自然豊かな和歌山県には数多くの固有種が生育しています。このような恵まれた自然環境を理解するためには目で見て体験することが、生体の不思議を理解するための一番の近道です。今回は、子供たちに野外調査をさせ、そこで採れた動物サンプルからDNAを抽出し、そのDNA情報を用いて生物の同定や進化についての分析を体験してもらいます。

公開講座レポート

お茶の水女子大学
糖鎖科学教育センター
中学生・高校生・一般

ヘパリンの抗凝固活性
- 血液凝固反応とその阻害実験 -

核酸、タンパク質に次ぐ第三の生命鎖として、糖鎖には様々な生理活性が見いだされています。しかし、一般には核酸やタンパク質に比較すると糖鎖は具体的な生理機能をイメージしにくい状況があります。そこで、糖鎖科学に関する興味の喚起や知識の啓発を目的に、身近な生体反応の一つである血液凝固を取り上げ、硫酸化多糖であるヘパリンの抗凝固活性を検出する実験を行い、多糖の構造や活性機序に関する解説を高校生を含む一般人の方を対象に行います。