サステナビリティ
CSRの基本的な考え方
経営理念に基づき、社会に貢献し続ける企業でありたいと考えます。
人と科学のステキな未来へ Inspiration for Life Science
私たちコスモ・バイオグループ(以下、当社グループ)は、当社グループの事業の目的を「生命科学の進歩に資する」ことと位置づけ、ライフサイエンスにおいて研究者に信頼される事業価値を高め、技術・商品/サービスを通して社会に貢献すべく事業を展開しています。社会に存在する企業として、企業の社会的責任(CSR)を果たしていくことは重要な経営課題の一つであり、事業活動そのものが企業の社会的責任への取り組みと考えております。
法令や規範を遵守して公正で健全な企業活動を行い、ステークホルダーの皆様とのコミュニケーションや様々な社会活動への積極的な参加を通して事業活動の成果の拡大を図ることで、持続的な企業の発展を確かなものにしたいと考えております。
事業活動を通じた社会への貢献
当社グループは、事業を通じて社会の持続的な発展に貢献することでSDGsに寄与し、それらの取り組みが企業価値の向上につながると考えています。
2023年度、サステナビリティの取り組みを推進するために、重要課題(マテリアリティ)を特定しました。特定プロセスについては、バリューチェーンマッピングによりテーマを選定し、「ステークホルダーにとっての重要性」と「当社グループの持続的成長にとっての重要性」で評価し、優先順位付けをいたしました。
特定したマテリアリティの先には、それぞれの目指すべき姿と活動プランを設けてあり、順次実施し、ご報告していく予定です。
重要課題(マテリアリティ) | 内 容 | 当社グループの主な取り組み | ||
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E | 環境への取り組み | 製造事業における環境汚染の防止 | ●適切な資材管理・廃棄物の削減 ●排水基準の順守 |
●研究開発・製造施設での排水基準を遵守、水質汚染の防止 ●廃棄物関連の法令遵守・排出削減 ●製造プロセス・研究プロセスにおける資材等の適切な管理 |
流通改革・在庫施策・環境負荷の低減 | ●適正な梱包・適正在庫 | ●配送業務工程の見直し ●商品出荷時の過剰包装の抑制や緩衝材の再利用による適正な包装への取り組み ●産業廃棄物の管理及び処理の徹底 ●「ホワイト物流」推進運動への参加、自主行動宣言提出 ●商品パッケージの素材変更(FSC認証紙) |
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S | 持続的成長を支える事業活動 | 研究活動のサポート・パートナーシップ(ライフサイエンス研究への支援) | ●代理店・顧客とのコミュニケーション ●情報ネットワークの充実 ●研究者の多様なニーズに応えるための豊富な品揃え ●品質価格納期の充実 |
●研究活動のサポート ●新商品情報、最新の技術情報の発信、各商品の法令情報提供 ●世界中の信頼できるメーカーとの仕入網の構築 ●ライフサイエンス関連試薬・機器の専門商社としての国内外からの仕入れノウハウの蓄積 ●日本全国をカバーする販売代理店網による研究者への迅速な商品配送 |
新規事業基盤・イノベーション | ●新規事業の開拓・シーズ探索 | ●産学連携によるオープンイノベーションの推進 ●資本提携・業務提携への取り組み ●自社製品としての開発・製造・販売 |
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次世代への支援 | ●生命科学の進歩発展を担う若手研究者の支援 ●ライフサイエンス研究の「将来」に向けた取り組み ●社会・地域へのコミュニティ |
●生命ロボットコンテスト(iGEM)への支援 ●Tools for school 公開講座応援団(ライフサイエンス関係の市民体験講座に、教材および費用の一部を提供) ●「Science Signaling日本語サイト」の運営 ●インターンシップの受け入れ |
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働きがいのある職場づくり | 労働環境とワークライフバランスの実現 | ●ダイバーシティとインクルージョンの推進 ●働きやすい職場づくり、柔軟な勤務制度 |
●テレワークの推進、フレックス勤務制度、介護休暇制度、育児期間中の時短勤務制度などのサポート ●選択確定給付積立金制度の導入 |
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人的資本の拡充・生産性の向上 | ●事業成長に必要な人材育成、研修制度の充実 ●IT関連強化・技術トレーニング |
●経験や能力をより重視した評価制度 ●業務のローテーション等 ●システムを活用した業務効率化の推進 |
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G | ガバナンスの強化・充実 | ガバナンスの向上 | ●コーポレートガバナンス・コードへの対応 ●リスクマネジメントの推進 ●情報セキュリティ対策の強化 |
●取締役会実効性評価アンケート実施による改善 ●決算説明会の開催 ●事業継続計画(BCP)の継続的な運用 ●基幹システムの防災対策 |
コンプライアンスの徹底 | ●コンプライアンス体制の強化 | ●コンプライアンス研修の実施 |
私たちは、どのような環境の中でも、生命科学の進歩発展のすべての場面において求められる責任ある事業者として、最前線で活躍される研究者を支えるパートナーであり続けたいと考えております。
今後も、社会の課題解決やSDGsに寄与し、持続的な成長の実現に向けて、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の取り組みを推進してまいります。