IR情報

社長メッセージ

株主・投資家の皆様には、平素より格別のご支援を賜り厚く御礼申しあげます。

私たち、コスモ・バイオは、
経営理念「生命科学の進歩に資する」のもと、
研究に携わるすべての皆様との信頼関係を礎に、
「事業基礎の強化」と「新たな事業基盤の創出」に
挑戦してまいります。

代表取締役社長櫻井 治久

成長投資と株主還元を基本に持続的成長を推し進め、“企業価値の向上”を図ってまいります。

当第2四半期累計期間の業績について

減収減益となったものの、計画を上回る通期業績の実現に向けて尽力してまいります。

国内外の社会経済活動は、コロナ禍から急速な回復の方向にあるものの、ウクライナ情勢の長期化、原燃料価格の上昇など、回復基調に水を差す状況で推移しております。ライフサイエンスの基礎研究分野市場では、大学・公的研究機関において堅調な予算執行がなされているものの、市場環境や同業他社との価格競争は依然として厳しい状況が続いております。

そうした中、当第2四半期累計期間の連結業績は、当初の増収減益予想に対して、売上高が前年同期比5.6%減、営業利益が同26.7%減の、減収減益となりました。

減収の主な要因としては、第一に、数年来着実な拡大を続けてきた「創薬・受託サービス」の伸長に一時的なブレーキがかかったことが挙げられます。これは、コロナ禍の中での長い自粛期間を経たことで、営業活動の成果が実るまでのスパンが長い「創薬・受託サービス」事業成果に、一時的に影響したことと、海外からの新規技術導入にも遅延が生じたことによるものです。現在、この遅れを取り戻す取り組みを急ピッチで行っておりますので、下期以降、徐々に改善していくものと考えております。第二に、研究機関において原燃料価格高騰等を背景に研究以外の経費が膨らんだことで、研究用試薬や消耗品を購入するための予算が予想以上に伸び悩んだことが挙げられます。これについては、今後の環境改善を待たなければなりません。

また、営業減益の主な要因は、ほぼ円安によるものです。為替レートは、前年同期119円/ドルに対し当第2四半期累計期間は135円/ドルで推移しました。そうした中、計画比では、ほぼ当初予想通りの営業利益を確保しております。これは、円安や原燃料価格高騰に対応した価格転嫁を、お客様からのご理解を得ながら着実に実行することができたこと、そして販管費が想定以下の金額となったこと、によります。後者については、特に、人件費が計画を下回ったためです。当社グループでは、今後の成長戦略の推進に向けて、人材の積極的な採用計画を立案・実行中ですが、当第2四半期累計期間は計画通りに採用が進みませんでした。下期以降、引き続き採用活動を積極的に推し進め、中長期的な成長に向けた人的基盤づくりを図ってまいります。

通期では、売上高98億円、営業利益6億円を見込んでおりますが、引き続きこの計画を上回るべく、グループ一丸となって尽力してまいります。

当期より新たに始動した「グループ3ヶ年計画」の進捗について

10年後を見据えた「グループ長期戦略」のもと、3ヶ年計画を力強く推し進めております。

本計画(2023年~2025年)より、グループ全体で推し進める計画として明確に位置づけ、当社、国内連結子会社「ビーエム機器株式会社」、海外連結子会社「COSMO BIO USA, INC.」の3社による一体的な経営を目指しております。また、長期的な目線に立った経営を重視し、10年後を見据えた「グループ長期戦略」をまず策定し、これに基づく中期戦略として「グループ3ヶ年計画」を策定・実行しております。

3ヶ年計画の4つの施策において、「新たな事業基盤の創出」と「商社機能の強化」に関連する取り組みとして注力し続けた結果、当期には、ジェリクル社(国内企業)、インスフェロ社(海外企業)など、国内外での新たなアライアンスが成果となり、細胞培養に関連する新規事業開拓が前進しました。これにより、今後、創薬・受託サービス、国内外での独占的販売などへの展開を視野に入れた取り組みを図っていきます。

3つめの施策「製造機能の強化」については、自社製品の開発・製造や受託サービスを担う「札幌事業所」(札幌ラボ)の生産能力の強化を推し進めました。具体的には、「ペプチド合成」(受託サービス)の生産能力が、2016年末のサービス開始当初から比べると2倍まで高まっております。これにより、当社グループの収益基盤はさらに強化していくものと期待しております。

4つめの施策「企業価値の向上」については、小手先の資本政策等に頼ることなく、積極的な成長投資と株主還元の充実を基本に持続的な成長を図っていくことで、株主・投資家をはじめとしたステークホルダーの皆様からの高いご評価を獲得していきたいと考えております。当期は、厳しい業績動向となっておりますが、当初予想を上回る利益の獲得を目指し、少しでも多くの配当の実現を図ってまいります。

皆様には、引き続き当社グループの経営をご支援賜りますようお願い申し上げます。

※2023年9月8日更新