サステナビリティ
わくわくサイエンス屋台村
2009年度 第6回 公開講座応援団
福島大学 公開講座レポート
平成21年8月8日 (土) に、福島市子どもの夢を育む施設「こむこむ」にて、福島大学地域貢献特別支援事業「わくわくJr.カレッジ サイエンス屋台村」が開催されました。
「地域の子どもたちに科学への興味を持ってもらおう!」と、福島大学の教員や学生が、身近な生活の科学を気軽に体験できる、様々な企画を「屋台」形式で設置し、普段は、なかなか体験できない実験や観察 (19の企画) を体験しました。
そのなかでも「作ってみよう!DNAペンダント!」では、約250名の参加があり、ライフサイエンスの啓発活動を実施することができました。
実験概要
ゲノム、DNA、遺伝子、タンパク質などの言葉は、新聞やテレビのニュースだけではなく、バラエティー番組や様々な雑誌の中でも目にしたり耳にしたりするようになりました。しかし、「遺伝子って、ゲノムって、DNAって何?」と子どもたちに聞かれると、わかりやすい言葉で伝えることがなかなか難しいところです。今後、遺伝子診断が普及してきたり、遺伝子治療等の研究が進むと、私達自身が診断や治療を受けるかもしれませんし、遺伝子組換え作物や食品に関する知識なども学んでいかなければなりません。こうしたことからも、DNAとは何か?を学ぶ導入教育として、自身のほっぺた裏の細胞からDNAを取り出し、目で見て体験できるバイオテクノロジーツールを用いて簡単・安全に「世界に1つだけのDNAペンダント」を作り、DNAに関する知識と理解を深めました。
参加者の感想
- 自分のDNAがとれるなんてとてもふしぎでした。(9歳女子)
- DNAペンダントがいちばんたのしかったです。(6歳女子)
- 「世界に1つ」しかないペンダントが作れて、楽しかったです。(11歳男子)
- お兄さんお姉さんがしんせつにおしえてくれました。(10歳女子)
- DNAについて興味を持ちました。(30代保護者)
教職員のコメント
[DNA]について知らなかった子供達が、ペンダントを作って帰る頃には、「私のDNAがとれて良かった。」とか、友達を連れて来て、「○○ちゃんも DNA取ってペンダント作りなよ。」と言っているのを聞き、DNAについて理解が深まったということが実感できた。
また、保護者と一緒に参加している場合が多く、保護者もDNA、遺伝子、遺伝について改めて意識するきっかけとなり、科学についての啓蒙、理解につながって良かったとかんじました。