サステナビリティ
わくわくJr.カレッジ サイエンス屋台村
2019年度 第16回 公開講座応援団
福島大学 公開講座レポート

令和元年8月10日(土)に、福島市子どもの夢を育む施設「こむこむ」を会場に、福島大学地域社会連携事業「わくわくJr.カレッジ サイエンス屋台村」を開催しました。 「地域の子どもたちに科学への興味を持ってもらおう!」と、福島大学の教員や学生らが中心となり、科学実験を気軽に体験できる、様々な企画を「屋台」形式で設置し、科学の楽しさを学ぶことができる場を提供しました。 なかでも、コスモ・バイオ(株)にて支援を行った企画「めっちゃ楽しいバイオ・化学実験」では、約120名の参加があり、サイエンスの啓発活動を実施することができました。
実験内容
実験1 市販胃腸薬の酵素パワーを観察します。
片栗粉、洗濯のりを熱湯で溶いてゼリー状にしたもの、事務用でんぷん糊に市販胃腸薬を加えて混ぜ、デンプンが分解される様子を観察し、酵素パワーを体験しました。
実験2 酵素の力でスチールウールを燃やします。
集気瓶にドライイーストと過酸化水素を加えて酸素を発生させ、そこに火を付けたスチールウール(竹串の先に綿飴のようにつける)を入れて一気に燃焼させて花火のようにする実験を体験しました。
実験3 バイオエタノールで紙コップロケットを飛ばします。
- 500cc のビールアルミ缶のフタを缶切りでくり抜き、底部から約 2cm のところに千枚通しで穴をあけます。
- そこに、1cc ほどウイスキーを入れ、内壁を濡らした後に紙コップでフタをして、ドライヤーで缶外壁を加熱します。
- 着火マンの炎を穴に近づけて爆発させると、紙コップが天井ほどまで吹き飛びます。
実験4 浄水器カートリッジ内の中空糸でジュースや墨汁液を清澄化します。
浄水器カートリッジ内の中空糸を用いた浄水キット(東レ(株)提供)でジュースや墨汁液を清澄化する実験を体験しました。
体験風景



楽しく実験できました!

担当教員のコメント
スーパーや薬局などで入手可能なものを使って楽しみながら化学やバイオの実験を体験していただけました。上記の写真にもあるように、小さなお子さんが保護者やアシスタント学生と一緒に楽しく実験することができたと思います。バイオエタノールロケットとバイオ花火では親子揃って驚きの歓声と悲鳴?が上がるなど、満足する体験をしていただけたと思います。なかには、再度訪れる子もおり、多くの方にバイオや化学のおもしろさを実感してもらうことができたと思います。また、理科教員志望学生2名を含む理工学類学生がアシスタントを務めることで、学生にも貴重な体験になったと思います。
(今回お世話になった先生)
福島大学 共生システム理工学類
教授 杉森大助 先生