サステナビリティ

わくわくJr.カレッジ サイエンス屋台村

2018年度 第15回 公開講座応援団

福島大学 公開講座レポート

平成30年8月4(土)に、福島市子どもの夢を育む施設「こむこむ」を会場に、福島大学地域社会連携事業「わくわくJr.カレッジ サイエンス屋台村」を開催しました。 「地域の子どもたちに科学への興味を持ってもらおう!」と、福島大学の教員や学生らが中心となり、科学実験を気軽に体験できる、様々な企画を「屋台」形式で設置し、科学の楽しさを学ぶことができる場を提供しました。 なかでも、コスモ・バイオ(株)にて支援を行った企画「体験!楽しいバイオ実験」では、約200名の参加があり、サイエンスの啓発活動を実施することができました。

実験内容

今回、参加者が体験する実験は、次の3つです。

実験1 市販胃腸薬の酵素パワーを観察します。

片栗粉を熱湯で溶いてゼリー状にしたもの、でんぷん糊に市販胃腸薬を加えて混ぜ、デンプンが分解される様子を観察しました。

実験2 酵素の力でスチールウールを燃やします。

集気瓶にドライイーストと過酸化水素を加えて酸素を発生させ、そこに火を付けたスチールウール(竹串の先に綿飴のようにつける)を入れて一気に燃焼させて花火のようにする実験を体験しました。

実験3 バイオエタノールで紙コップロケットを飛ばします。

  1. 500cc のビールアルミ缶のフタを缶切りでくり抜き、底部から約 2cm のところに千枚通しで穴をあけます。
  2. そこに、1cc ほどウイスキーを入れ、内壁を濡らした後に紙コップでフタをして、ドライヤーで缶外壁を加熱します。
  3. 着火マンの炎を穴に近づけて爆発させると、紙コップが天井ほどまで吹き飛びます。

体験風景

楽しく実験できました!

担当教員のコメント

スーパーや薬局で入手可能なものを使ってお手軽バイオ実験を体験してもらい、バイオテクノロジーに興味を持ってもらうことをコンセプトとして実施しました。親子揃って「へ~、すご~い」とかバイオエタノールロケットでは歓声と悲鳴?が上がるなど、満足する体験をしていただいたのだと思います。なかには、2度3度体験する子や他のブースを体験して、再度訪れる子、一番面白かったと言ってくれる子もおり、バイオや化学のおもしろさを実感してもらうことができたと思います。また、写真にもあるように、小さなお子さんが保護者と一緒に楽しく実験してもらうことができたと思います。さらに、理科教員志望学生を含む理工学類学生がアシスタントを務めることで、学生にも有意義な体験となったと思います。

(今回お世話になった先生)
福島大学 共生システム理工学類
教授 杉森大助 先生

私たちコスモ・バイオは、「ライフサイエンスの進歩・発展に貢献する」ことを第一の経営理念に掲げ、皆様に信頼される企業づくりを目指しています。この理念に基づき、今回のような、大学等が実施する公開講座の支援を通して、次の世代を担う“明日の科学者”にライフサイエンスの面白さと楽しさを伝えるお手伝いをします。