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サステナビリティ

2024年度 第19回 公開講座応援団 採択結果

2024年度は下記7団体に決定しました。たくさんのご応募ありがとうございました。

団体名 対象 応募講座名および目的
愛知県がんセンター研究所 高校生

高校生向け基礎実験体験講座:これであなたもがん研究者
~がんの弱点を見つけ出そう~

本講座では、がん細胞に特有の遺伝子変異を標的とする「分子標的薬」について、高校生が実験を通して学びます。遺伝子診断から効果検証までを体験し、分子標的治療の仕組みとがん研究の重要性への理解を深めます。

従来の抗がん剤は正常細胞にも作用するため副作用が課題となりますが、分子標的薬はがん特異的な遺伝子変異を狙い、より選択的な治療を可能にします。実習では、EGFR変異やALK融合遺伝子を例に、PCRで変異を特定し、その結果に基づいて薬の抗がん活性を測定します。

宇都宮大学
バイオサイエンス教育研究センター
高校生

バイオテクノロジー体験講座

高校生を対象に、最先端のバイオテクノロジーを体験する講座を開催します。

実習では、メダカの卵を観察して産卵後の経過日数による違いを考察したり、蛍光タンパク質の遺伝子を導入して「光る大腸菌」を作ったりする実験に挑戦します。さらに、PCR法という技術でメダカの性別を判定し、遺伝子の特徴が実際の体にどう現れるかを体系的に学びます。

最新の解析機器や遺伝子組換え植物の見学も行い、大学での研究現場を肌で感じることで、生命科学への理解を深め、科学への好奇心を育む機会を提供します。

岡山大学 高校生・大学生および一般の方

世界のイネを比べてみよう

本講座では、イネがもつ多様な特性とその価値を学び、将来の食料生産や地球温暖化への理解を深めます。

多収性や環境ストレスへの耐性に着目し、品種ごとの形態的・生理的な違いを観察・測定します。
具体的には、光合成や蒸散の測定、根の観察、塩害環境での成長比較や遺伝子情報の調査、根の通気圧の測定などを実施します。大学での研究手法を体験しながら、乾燥や塩害、過湿といった過酷な環境に適応するイネの仕組みを理解し、将来の安定的な食料生産に向けた研究の意義を共有します。

佐世保工業高等専門学校 中学生

Sasebo Challenge Laboratory (SaCLa)

本格的な実験装置を使用し、中学生が複数回にわたって研究に取り組む体験講座です。

オレンジジュースなど身近な食材からDNAを抽出してその存在を実感するほか、専用キットを用いて米の品種や肉の種類を判別する実験にも挑戦します。これらの活動を通して、DNAを増幅するPCRの原理や電気泳動による分析手法を実践的に学びます。

学校では体験できない専門的な研究に触れることで、科学への関心を高め、目に見えない遺伝子情報の仕組みへの理解を深めます。

東洋大学 高校生および教員

キッチンラボ!調理科学のおいしい世界

高校生および教員を対象に、調理によって食品に生じる物理化学的変化を科学的に捉えます。実験と分析を通して食べものの特性を客観的に評価し、感覚的な「おいしさ」を数値や現象として捉える視点を育みます。

日本の食文化を支える「だし」を題材に、食材や抽出方法の違いがうま味成分の溶出に与える影響を調べ、グルタミン酸量を測定します。さらに、カップケーキ作りを通して卵の起泡性による膨化の仕組みや、pHによる色素の変化、ゲル化のメカニズムについても分析機器を用いて検証します。

福岡教育大学 未就学児童~一般

不思議な科学の世界を体験しよう!

デジタル技術と対面体験を融合し、地域や学校と連携した多様な科学講座を開催します。

水や氷、ドライアイスを用いた実験をはじめ、音・光・空気など身近な現象を科学の目で紐解くプログラムを多数提供します。

オンラインシステムを活用したハイフレックス型講座に加え、全校生徒が参加するサイエンスフェスタや学校の文化祭、地域のイベント等へ出展します。未就学児から中学生まで、多くの方々が科学の面白さに触れ、身の回りの仕組みを深く探究できる機会を創出します。

和歌山工業高等専門学校 小学高学年~中学生

Biodiversity and Chemistry in KOSEN
―生物の不思議を調べてみよう!―

化学・生物の実験を通して身の回りの科学技術への関心を高めることを目的とした講座です。

頬の細胞や唾液からDNAを抽出し、PCRや電気泳動で遺伝子を解析する体験を通して、遺伝子が「物質」であることを実感します。また、GFP(緑色蛍光タンパク質)を発現させた大腸菌を観察し、加熱や洗剤による変化からタンパク質の性質を学びます。

実験操作や解説、施設見学も交えながら、生命現象を分子の視点で捉えるきっかけを提供し、科学への理解と興味を深めます。