サステナビリティ
動物バイオテクノロジー実験を通じた生命と食の学び講座
2013年度 第10回 公開講座応援団
宇都宮大学 公開講座レポート
平成25年7月13日(土)および12月14日(土)に農学部附属農場研究棟家畜繁殖生理学実験室において、宇都宮海星女子学院中学および高等学校の生徒を対象とした体験講座「動物バイオテクノロジー実験を通じた生命と食の学び講座」が開催されました。牛との触れ合いや飼育管理現場での実習を通じて、ウシの生命について、体験的に学ぶことを目的としています。
さて、参加したみんなは実際にどんな体験をされたのでしょうか?
その様子を少し覗いてみましょう!!
体験内容
- 搾りたての生乳を使ったアイスクリーム加工実習
- ウシ卵巣からの卵子の採取実験
注射針とシリンジを用いて卵子を採取します。 - 卵巣から採取したウシ卵子を実体顕微鏡下で観察
- 採取した卵子と凍結融解精子を用いたウシ顕微授精実験
倒立顕微鏡とマイクロマニピュレーターを用いてウシ卵子への顕微授精を行います。
体験風景

動物の命の役割に関する事前講義の様子

放牧場に入って乳牛とのスキンシップ

アイスクリーム加工実習の様子

ウシ卵子を観察する様子
参加者の感想
- 自分たちがたくさんの動物たちの命に支えられて生きていることを実感した。
主催者報告
今回の体験講座は、生徒達が動物の命とヒトの命について考え、また動物の命を生み出し、守り育てるために開発された様々な技術を理解する貴重な機会となりました。
終わりに
今回参加された受講生は、ウシの命の尊さについて考え、多くのことを学んだと思います。また、バイオテクノロジーの進歩である、命を作り出すための生殖工学技術の体験は、とても貴重な体験になったことと思います。