サステナビリティ

わくわくJr.カレッジ サイエンス屋台村 - 体験!楽しいバイオ実験 -

2016年度 第13回 公開講座応援団

福島大学 公開講座レポート

平成28年8月6日(土)福島市子どもの夢を育む施設 “こむこむ” にて、「わくわくJr.カレッジ サイエンス屋台村」が開催されました。
科学実験を気軽に体験できる、様々な企画が「屋台」形式で設置されていて、科学の楽しさを学ぶことができる場となっています。
なかでも、コスモ・バイオ(株)にて支援を行った企画「体験!楽しいバイオ実験」では、約150名の参加があり、科学の楽しさを伝えるよい機会となりました。その様子をご紹介します。

実験内容

今回、みんなが体験する実験は、次の3つです。

実験1 市販胃腸薬の酵素パワーを観察します。

片栗粉を熱湯で溶いてゼリー状にしたもの、でんぷん糊に市販胃腸薬を加えて混ぜ、デンプンが分解される様子を観察します。

実験2 手洗い前後の手の汚れを調べます。

ルシパックという検査キットを用いて、手洗い前後の手の汚れを調べます。
ホタルの発光酵素が利用されていることを体験します。

実験3 バイオエタノールで紙コップロケットを飛ばします。

  1. 500cc のビールアルミ缶のフタを缶切りでくり抜き、底部から約 2cm のところに千枚通しで穴をあけます。
  2. そこに、1cc ほどウイスキーあるいは焼酎を入れ、内壁を濡らした後に紙コップでフタをして、ドライヤーで缶外壁を加熱します。
  3. 着火マンの炎を穴に近づけて爆発させると、紙コップが天井ほどまで吹き飛びます。

酵素パワーでデンプンが分解されたかな?

楽しく実験できました!

担当教員のコメント

身の回りにあるバイオテクノロジーの例として、ホタルの発光酵素を利用した汚れ検査キット、市販胃腸薬の酵素パワーとバイオエタノールが燃料になる原理を体験してもらい、バイオや化学のおもしろさを実感してもらうことができたと思います。写真にもあるように、幼児、小学生から保護者まで楽しく実験してもらうことができたと思います。また、理工学研究科院生がアシスタントを勤めることで、学生にも有意義な体験となったと思います。

(今回お世話になった先生)
福島大学 共生システム理工学類
教授 杉森大助 先生

私たちコスモ・バイオは、「ライフサイエンスの進歩・発展に貢献する」ことを第一の経営理念に掲げ、皆様に信頼される企業づくりを目指しています。この理念に基づき、今回のような、大学等が実施する公開講座の支援を通して、次の世代を担う“明日の科学者”にライフサイエンスの面白さと楽しさを伝えるお手伝いをします。